当社は昭和28年、当時全国有数の足袋の生産地であった埼玉県行田市にて、足袋や繊維製品を入れる化粧箱の製造販売を生業として創業いたしました。
それから半世紀あまり、時代の変化とともにお客さまのパッケージに対するニーズも変化していく中で、私たちもお客さまの要望に応えていきながら、勉強し成長させていただきました。
当社の一番の強みは、様々なニーズに対応できる営業サイドのコンサルティング力と、お客さまの要望に近づけるよう素早く対応できる製造現場の対応力だと考えております。
ひとつの箱を仕上げるまでに、印刷、表面加工、抜き型制作、抜き加工、貼加工、組立作業、箔押しなど、数多くの工程があり、初めてパッケージを作成されるお客さまは、どのように箱をつくればよいのか、わからないことが多いと思いますが、パッケージを作るときは、広田紙工に任せれば何とかしてくれると、創業以来お客さまより信頼をいただいてまいりました。
私達の製品であるパッケージには、私達の会社名も製作者の名前も入っておりません。しかしながら当社は、食料品、医薬品、衣料品、ギフト用品、住宅関連品、機械部品、自動車部品など生活に欠かせないありとあらゆる製品を包むパッケージを製造しております。皆さまの生活の中で、当社の製品である「箱」を一度は手にしていただいたことがあるかと思います。
私達も「ものづくり」をするものとして、自分達の作成したパッケージが、販売された製品として手元に届き、開封するときに一番の喜びを感じます。
主役を引き立てる脇役であり、開封後は処分されるものですが、お客さまに満足頂けるよう、社員一同誠心誠意箱作りに邁進してまいります。
代表取締役 川澄 洋一